こだわりの道具、こだわりの塗料、職人としての姿勢・プライド……。
こだわっていない会社など存在しないでしょう。けれども、ただ「こだわっている」と言い続けても、説得力はありません。
どうこだわっているのかを具体的に伝えることが重要です。
山中建装の「ありのまま」を知っていただきたくて、会社設立からこれまでにあった5つの実話エピソードをご紹介します。
同業者や塗料メーカーをも驚かせる「塗装へのこだわり」を、ぜひご一読ください。
「養生」には2つの役割があります。1つは塗装をしない部分、例えば窓などに塗料が付着しないようにすること。2つ目は塗装する部分と塗装しない部分の境界線＝ラインを作ること。これらを同時進行する、それが塗装における養生の役割です。美しい一直線の境目を出すには、細部に至るまで手を抜かない職人の高い技術力が不可欠なのです。
山中建装はこの美しさを徹底的に追求。使用するテープ1つにもこだわっています。その名は「ルパンマスカー」。知る人ぞ知る商品で、塗料のにじみを抑えつつ、はっきりとしたラインを作りだすために欠かせません。手直しが少なく、仕上がりがダントツにきれいです（当社調べ）
百戦錬磨の
ハウスメーカーの検査員
え？どうやったら、こんなにきれいなラインが出るの！？
お客様
？！新築の時よりきれいになってる！！
職人さん
本当にきれいな見切りだねぇ
使い慣れた道具を継続使用する安心もありますが、山中建装は進化する道具や新製品の導入にも積極的です。
例えば、「ほほえみローラー」。その特徴は、その太さ。
女性の小指ほどの細ローラーです。2023年現在、世界一超極細とされています。
刷毛で地道に塗るしかなかった職人泣かせの狭い雨樋裏も、コロコロ〜スイスイ〜。「作業効率が半端ない！」と職人たちが大喜びしたのは言うまでもありません。仕上がりも文句なしの美しさです！
「こんな細いローラーを見たことがない」と同業者の職人たちもびっくり。
従来のミニスモールローラーで対応不可だった部分まで簡単かつきれいに塗装が可能になったと、2度も驚かれました。慣れ親しんだ道具を上手に使うことは大事ですが、日々進化する道具や技術もまずは試してみることも同じくらい重要だと考えています。
無機塗料は、現在販売されている塗料の中で、その耐用年数の長さから一般的に最高グレードとされています。
耐用年数はダントツですが、それだけの理由ではお客様に勧められません。そもそも無機塗料の成分の配合基準値は定められておらず、その成分の多少に関わらず「無機塗料」と言われることに疑問を感じていました。そこで問屋さんを通して直接問い合わせてみることに。
わかったことは、「塗料のスペシャリスト」である問屋さんやメーカーさんも、塗料ごとにそこまで差のあるものだと疑問すら抱いていなかったこと。問い合わせた3社はいずれも国内一流メーカー！それぞれの成分、特徴を考慮した塗料選定が大事だと、再認識するきっかけとなりました。
問屋さん
同じ無機塗料といっても、成分の配合率が製品やメーカーごとにここまで差があるなんて……。私も知りませんでした。
JAXA開発の断熱技術を応用した断熱セラミック塗材「GAINA（ガイナ）」。騒音や消臭・結露防止・不燃・強い耐久性が特徴のハイスペック塗料です。一方で、成分の性質により施工が難しい塗料ということも業界内で囁かされていました。実際、濃色は色ムラが非常に出やすかったのです。
GAINAの限界値で濃色を発注後、疑問の解決と品質向上のため、代表の山中はGAINAの製造元である㈱日進工業へ。その行動力が功を奏し、度重なる試験を経てGAINA初となる色として、発注が可能に！代表・山中の持ち前の行動力で新しい可能性を引き寄せた、と言えるかもしれません。
現在、東京にある㈱日進工業の本社ビルはGAINAで全面塗装されています。塗材の成分や施工時の注意点について理解するとともに、大変有意義な経験かつ勉強になりました！
受け入れてくださった㈱日進工業にも大変感謝しています。
代表
GAINAを取り扱っているメーカーは、元祖となる㈱日進産業と「kikusuiGAINA」の菊水化学工業㈱の2社のみです。
山中建装の発注色は、残念ながら菊水化学工業㈱では調色できなかったのですが、㈱日進産業の協力により開発試験の結果、実現することができました！
観光で城や神社仏閣へ行くと、保存修理工事の現場をよく見かけます。
200年〜300年、もしくはそれ以上の長期にわたって美観や意匠を保存する技術の中には、塗装工事も当然ながら含まれるわけです。文化庁による工事詳細の掲示板を見かけると、同行者を忘れてじっくり見入ってしまいます。耐震補強工事という近代の技術も導入した、まさにハイブリッドな工事に感動します。城や神社仏閣よりも、工事現場を思わず撮影するのは、もはや職業病です。
日本の住宅寿命は約30年とされる昨今ですが、メンテナンス次第では100年維持も夢ではないと言われています。メンテナンスの重要性とその理由が、重要文化財の姿から見えてきます。
代表
工事現場を撮影しようとすると、一緒に観光している家族からは「また、始まった…」と呆れられてしまいます。
そうは言っても、仕事やお客様にこの知識や経験がつながっていくかもしれず。今しばらく、付き合ってもらうしかなさそうです。
外壁塗装・屋根塗装をインターネットで調べると、塗料の「耐用年数」という言葉を必ず目にします。一般的にアクリル→ウレタン→シリコン→フッ素→無機の順にグレードが高くなり、「耐用年数」と言われる「期待耐用年数」、つまり塗膜の寿命も長くなります。グレードに比例して、価格も高価になります。
では、高価な塗料でしか良い塗装はできないのかというと、そのようなことは決してありません。「将来の塗装サイクル」「現在の建物の状態」「ご予算やご要望」まで十分考慮したうえで、最適な方法を選択するべきだと思います。
「期待耐用年数（耐用年数）」とは、塗装工事をしてから次の塗替え時期の目安として設定した年数です。各塗料メーカーが促進耐候性試験などの結果をもとに設定しているだけで、塗膜の耐久性を保証する年数ではありません。建物の構造や環境要因に左右されるため、メーカーは塗料の品質証明書は発行できても塗膜の保証まではできないのです。
ちなみに塗料は、電化製品や車などの完成された商品ではない「半製品」と言われています。その理由は職人が現場で塗装し、乾いて初めて塗膜となり「最終的な製品」として完成するからです。さらに厳密に言うと「既定の塗布量・十分な撹拌・希釈率・乾燥時間」を遵守した施工が塗料本来の性能を発揮する絶対条件だったりします。十分に下地処置・下地調整ができていることも大前提です。
しかし、処理した下地は上から塗り潰してしまうため、良くも悪くも隠れてしまいます。嫌な言い方をすれば、いくらでもごまかせてしまうということです。
山中建装では、建物の調査・診断をもとに最適な方法を提案し、お客様のご要望に沿った施工を実現します。使用する塗料の耐用年数はあくまで目安ですが、山中建装では職人直営・塗装専門家の高い技術で耐用年数＋2〜3年の耐久性を持った「完成品」を提供します。
良い塗装とは良い塗料をただ使うだけではありません。半製品である塗料の本来の性能を十分に発揮させる職人の技術こそ、もっとも重要なのです。
定期的な研修や、技術向上、施工事例の情報共有など日々の努力を欠かすことなく、これからもみなさまへ塗装を通じてQOLの向上に貢献できれば幸いです。
即日対応OK！
横浜市を中心に近隣エリアに対応。
外壁塗装・屋根塗装で
お困りの方はぜひご相談ください！
